腱引き療法は無限の可能性に向けて秘められた自力を引き出します。

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跡の伝承 
辿り着いた摂理と理論

一般社団法人 筋整流法協会事務局
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筋整流法岐阜腱引き道場 小栗隆博

12042623_10207750911796609_8227617021502902612_n.jpg 秋晴れから一転して急に冷え込み始めた平成27年9月30日(水)の午後、小口先生から「陽希が捻挫しちゃったみたいでさ、ちょっと行ってやってくれないか」との電話有り。事情を聞くと、今からすぐ下呂に向かって欲しいとのこと。14時頃に電話での指令を受け、16時過ぎには目的地で合流せよとの完全な無茶振り。まさに仕事にとりかからんとしていた矢先でもあり、夜には会合の予定もあるので、いったん断ろうかとも思ったものの、どうやら他に対応できる人もいないらしく、以降の予定をすべてキャンセルして慌てて車に飛び乗った。
 おなじ岐阜県と一口に言っても、山あいの移動はアップダウンもあり、目的地へのおよそ70キロはそこそこ時間がかかる。しかし、この1週間ほど前には、小口先生は富士から南信の遠山郷まで180キロの移動をして、田中選手の施術をされている。「それに比べれば大したことないや」と思いながら、下呂の国道41号沿いにあるつりがねや旅館別館へ到着した。
 小生、恥ずかしながらそれまで、本部発行のダイジェスト映像以外では、グレートトラバース本編を一度も見たことが無く、また、ホームページなどの情報もまったくチェックしていなかったので、バイキング小峠によく似た人が山を走っている位の認識しかなかった。
 バイキング小峠の邪悪なキャラを思い浮かべながら待っていると、そこに現れた田中選手はとても折り目正しい、好感の持てる青年だった。
 右足首の捻挫と聞いていたが、小走りで到着したのを見て少し安心。聞けば小秀山を踏破し、60キロの移動をしてきたとのこと。故障を抱えながら、よく走りきったものだとおもう。田中選手が風呂で軽く行水した後、さっそく宿の部屋で施術をする。足首にはピンポン球半球ほどの腫れがあったが、ほんの数分の施術でその腫れも痛みも引いてしまう。故障をかばい続けた結果か、足のバランスが前後左右で崩れてしまって全身に影響している。施術しながら話しを聞くと、翌日一日くらいは休養かと思いきや、朝早くに立つという。どんどん気温が落ちて、翌日は雨の予報になっているので、翌日一日くらいは無理せず休養した方が良いと思ったが、スケジュールが押しているのだろうか。そして装備品の手配から、行程管理まで一切を自分で行っており、NHKスタッフはただ遠巻きについてくるだけで移動中にサポートはいないという。何というタフさだろう。そうなればこの後もやることもあるだろうし、食事も休養もしなければならない。時間はかけられないので手早く仕上げることにし、足底筋やハムストリングの調整を加えて基本施術を行い、30分ほどで施術を終えた。最後に聞くと足が挙げ辛いというのでその調整もして改善したとのこと。田中選手の体は、筋肉の弾力性がゴムまりのようで、足はカモシカのように引き締まり、施術に対しては敏感かつ確実に反応がある。なるほどアドベンチャーレーサーとはこのような体かと感心しながら施術をした。
 終わって記念写真とiPadにサインをもらい、健闘を祈って下呂を後にした。帰りの車中で、足が挙げ辛いなら腹筋抜刀術もやってあげれば良かったと思い、宿に引き返そうかとも思ったが、翌日は森本さんがサポート施術されると聞いていたので、森本さんなら明日また故障が出ても、私がやり残したところも取りこぼし無く施術されるだろうと勝手に安心してそのまま帰路についた。
 今回経験させて頂いた田中選手への施術は、負傷した兵士をその場で施術し、即戦線に復帰させるという、腱引きの元来のあり方に近いものであったと思う。私自身、武道の稽古中に調子が悪くなった門下生をその場で施術し、即稽古に復帰させることを何度もしている。厳しい環境で戦い続ける選手に最高のパフォーマンスで戦ってもらうために、腱引きほどすぐれた施術はないであろう。また、今回は特に筋整流法協会の全面サポートとのことで、全国の腱引き師たちが一丸となってみごとな連係プレーを見せたのも特筆すべきことである。「田中選手の偉業の影にわれら筋整流法ここにあり」と胸を張って言えるであろう。

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指導施術師 小栗 隆博